
こんにちは、Mono Dental Clinicです🦷
毎日の歯磨きは、虫歯や歯周病を予防するために欠かせない習慣ですが、皆さんは「歯磨きの後にどのくらいうがいをするのがいいの?」と疑問に思ったことはありませんか?
実は、うがいの仕方によっては、歯磨き粉に含まれるフッ素の効果が十分に発揮されないことがあります。今回は、歯磨き後のうがいの適切な方法についてお話ししていきたいと思います✨
なぜフッ素が大事なのか?
フッ素には、
• 歯を強くする
• 虫歯菌の働きを抑える
• 初期の虫歯を修復する
という働きがあります!
フッ素は特に、歯が生えたばかりの子どもや、虫歯になりやすい人にとって重要な成分です。そのため、歯磨きの後にできるだけ口の中に残すことが推奨されています。
多くの人が、歯磨きの後に何度もうがいをする習慣を持っています。しかし、これでは歯磨き粉に含まれるフッ素がほとんど洗い流されてしまい、効果が十分に発揮されません。
🪥推奨されるうがい方法🪥
• 少量の水(約5〜15ml)で1回だけゆすぐ
• うがいをした後は、30分程度飲食を控える
特に、小さなお子さんには「ブクブクうがいを1回だけ」にするよう教えてあげるとよいでしょう。
「少量うがい」のメリット
① フッ素が歯に長く留まる
少量のうがいにすると、フッ素が口の中に残りやすくなり、歯の表面でしっかり働いてくれます。これにより、虫歯予防効果が高まります。
② 唾液と混ざって効果が持続する
フッ素は、唾液に溶け込むことで歯の表面に長く留まります。過剰なうがいを避けることで、唾液と一緒にフッ素が再石灰化を促進し、歯を強くしてくれます。
気を付けたいうがいの習慣
× 何度も強くうがいをする
→ フッ素が洗い流されてしまい、虫歯予防の効果が薄れてしまう
× 水をたくさん含んでうがいする
→ 口の中のフッ素濃度が下がり、十分な効果を得られなくなる
フッ素を最大限に活かすために
• フッ素入り歯磨き粉を使う
• 適量の歯磨き粉を使う
• 寝る前の歯磨きが特に重要!就寝中は唾液の分泌が減るため、虫歯リスクが高まります。
🪥使用量の目安🪥
•歯が生え始めた〜2歳まで
1〜2mm(米粒程度)
900〜1000 ppmF
1日2回
•2〜6歳
約5mm
900〜1000 ppmF
1日2回
•6歳以上
歯ブラシ全体を覆う1.5〜2cm程度
1450 ppmF
1日2回
まとめ
歯磨き後のうがいの仕方を工夫するだけで、フッ素の虫歯予防効果を高めることができます。多量の水で何度もうがいをするのではなく、「少量の水で1回だけ」を意識してみてください。毎日の習慣を少し変えるだけで、虫歯になりにくい強い歯を作ることができます✨ぜひ、今日から実践してみてください☺️