
こんにちは、Mono Dental Clinicです✨
連日厳しい暑さが続いていますが、皆さん体調は大丈夫でしょうか?
この時期は、暑さによる疲れや寝不足などで体調を崩しやすく、免疫力も低下しがちです。
そんなときに「口の中に白いできものができて痛い…」なんてことはありませんか?
口内炎は誰にでも起こる身近なトラブルですが、一口に「口内炎」といっても、実はさまざまな種類があるんです。
今回は、意外と知らない口内炎の種類や原因についてお話ししていきます。
1.アフタ性口内炎
特徴
• 白っぽい円形や楕円形の潰瘍(アフタ)ができる
• 赤く縁取られており、強い痛みがある
• 頬の内側、舌、唇の裏、歯ぐきなどに発生しやすい
原因
アフタ性口内炎は、はっきりとした原因が分かっていませんが、以下のような要因が関係すると考えられています。
• 疲れやストレス → 免疫力が低下し、口内炎ができやすくなる
• 栄養不足(特にビタミンB2や鉄分) → 粘膜の回復が遅れる
• 口の中の軽い傷 → 食事中に噛んだり、歯ブラシが当たることでできる
• ホルモンバランスの変化 → 女性は生理前などに発症しやすい
対策・予防
• バランスの良い食事をとる→ビタミンB群を意識的に摂取しましょう✨
• 十分な睡眠をとり、疲れやストレスを溜めない
• 優しく歯を磨き、口の中を清潔に保つ→殺菌作用のあるうがい薬を使うのもいいですね✨
通常は1〜2週間で自然に治ることが多いですが、痛みが強い場合は塗り薬などで症状を和らげるのも有効です。
2.外傷性口内炎
特徴
• 口の中を噛んだり、歯ブラシが当たった後にできる
• 入れ歯や矯正器具が当たることで発生することもある
• 痛みはあるが、アフタ性口内炎よりは軽いことが多い
原因
• 食事中に誤って頬の内側や舌を噛んでしまう
• 硬い食べ物で傷ができる
• 歯が尖っている、または被せ物・詰め物が合っていない
• 矯正器具や入れ歯の摩擦
対策・予防
• 食事はゆっくりよく噛む
• 矯正器具や入れ歯が合わない場合は歯科医院で調整する
• 傷ついた部分を刺激しないようにする→辛いものや熱いものを避けましょう!
通常は数日〜1週間程度で自然に治ることが多いですが、傷が深い場合や長引く場合は歯科医院で相談しましょう。
3.カタル性口内炎
特徴
• 口の中が赤くただれたようになる
• 口の中がヒリヒリしたり、ネバネバした感じがする
• 軽い痛みや違和感が続く
原因
• 口の中の不衛生→歯磨きを怠る、義歯の清掃不足など
• 刺激の強い食べ物の摂取→辛いもの、熱いもの、アルコールなど
• 薬の副作用→口の中が乾燥しやすくなる薬の影響によるもの
対策・予防
• 適切な歯磨きやうがいをし、口の中を清潔に保つ
• 刺激の強い食べ物を控える
• こまめに水分補給をする
通常は口腔内の環境を整えれば改善しますが、症状がひどい場合は歯科医院を受診するのがよいでしょう。
4.ウイルス性口内炎
特徴
• 小さな水ぶくれができる→破れると痛みが強くなる
• 発熱やのどの痛みを伴うことがある
• 子どもに多く見られる→特にヘルペス性口内炎
原因
• ヘルペスウイルス→単純ヘルペスウイルスが原因で発症
• 手足口病やヘルパンギーナなどのウイルス感染症の一症状として現れることもある
対策・予防
• 感染を防ぐため、タオルや食器の共有を避ける
• 発熱を伴う場合は水分補給をしっかり行う
• 症状が強い場合は早めに医師に相談する
ウイルス性口内炎は、他人にうつる可能性があるため、注意が必要です。
まとめ
口内炎にはいくつかの種類があり、それぞれ原因や特徴が異なります。口内炎を予防するには、バランスの取れた食事、適切な口腔ケア、ストレス管理が大切です。また、なかなか治らない場合や頻繁に繰り返す場合は、歯科医院や医療機関で相談することをおすすめします。
毎日の習慣を見直して、口内炎ができにくい健康な口腔環境を目指しましょう✨