
こんにちは、Mono Dental Clinicです🦷
皆さんは、親知らずが生えていますか?
親知らずは、奥歯の一番奥に生えてくる永久歯で、「第3大臼歯」とも呼ばれます。
多くの方は10代後半から20代前半に生えてきますが、30〜40代になってから生える方や、そもそも親知らずがない方もいます。
親知らずの生え方や本数には個人差があり、4本すべてが生えるとは限りません。
また、まっすぐ生えずに斜めになったり、歯ぐきや骨の中に埋まったままのケースもあります。
今回は、そんな親知らずに起こりやすいトラブルについてお話ししていきたいと思います。
親知らずが引き起こす主なトラブル
親知らずに痛みや腫れが起こる原因の多くは、その「生え方」や「周囲の環境」にあります。
特に、半分埋まっていたり、手前の歯と隙間ができている場合、その部分に汚れや細菌がたまりやすくなり、次のようなトラブルが起こることがあります。
1.虫歯
歯ブラシが届きにくく、親知らずや隣の歯が虫歯になることがあります。
2.歯周病
親知らずの周囲に炎症が起こり、歯ぐきが腫れたり痛みを感じることがあります。
3.口臭
汚れや膿がたまることで、不快なにおいの原因になることがあります。
4.歯並びへの影響
親知らずが手前の歯を押すことで、歯並びが乱れたり、噛み合わせに影響する場合もあります。
特に、斜めや横向きに生えている親知らずは、見えないところで隣の健康な歯を圧迫してしまうことがあり、気づかないうちに虫歯や歯ぐきの炎症を悪化させてしまうケースもあります。
親知らずの抜歯について
このようなトラブルを未然に防ぐため、親知らずの抜歯を検討することがあります。
抜歯が必要かどうかは、親知らずの位置や生え方、神経や血管との距離などを確認し、慎重に判断します。
当院では、必要に応じて歯科用CTを使用し、親知らずの位置を立体的に確認します。これにより、周囲の構造を正確に把握し、安全で適切な治療計画を立てることが可能です。
抜歯を検討した方が良いケースには、次のようなものがあります。
• 痛みや腫れが繰り返し起こる場合
• 親知らずや手前の歯に虫歯がある場合
• 清掃が難しく、今後トラブルの可能性が高い場合
• 手前の歯を圧迫している、または歯並びに影響している場合
親知らずの抜歯は、術後に腫れや痛みが出ることもありますが、適切なケアとお薬の使用で早期に回復することがほとんどです。
また、抜歯をすることで、今後の虫歯や歯周病のリスクを減らし、他の歯を守ることにもつながります。
親知らずでお悩みの方へ
親知らずの状態は一人ひとり異なります。
「まだ痛くないから大丈夫」と放置してしまうと、気づかないうちに隣の歯が虫歯になったり、歯ぐきの腫れを繰り返してしまうこともあります。
親知らずを抜くことで、健康な歯や歯ぐきを守り、将来的なトラブルを防ぐことができます。
「親知らずが痛い」「腫れてきた」「食べ物が詰まりやすい」など、少しでも気になる症状がある方は、早めの受診をおすすめします。
当院では、患者さま一人ひとりのお口の状態を丁寧に確認し、必要に応じて最適な治療をご提案しています。
親知らずに関する不安や疑問をしっかり解消し、安心して治療を受けていただけるようサポートいたします。
親知らずでお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください!
早めの対応が、将来の健康な口腔環境を守る第一歩です✨