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こんにちは、Mono Dental Clinicです🦷✨
皆さんは、正しい呼吸の仕方をご存知ですか?本来、私たちは「鼻」で呼吸をするのが自然な状態です。
ところが、気づかないうちに「口呼吸」になっている方も少なくありません。
呼吸って、普段あまり意識しないことが多いですよね。
でも実は、どんな呼吸をしているかによって、お口だけでなく体全体の健康にも影響があるんです。
特にお子さんの場合は、成長や歯並び、日々の生活にも関わってくる大事なポイント。
だからこそ、早めに気づいて対策することがとても大切なんです。
今回はそんな「口呼吸」について、歯科の視点からお話ししていきますね。
小児期における口呼吸の原因
1.鼻詰まり
アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎、鼻中隔湾曲などによって鼻呼吸が妨げられます。
2.舌や口の筋力不足
舌や唇の筋力が弱いと、自然に口が開きやすくなり、口呼吸が癖になることがあります。
3.習慣的な癖
幼少期に指しゃぶりやおしゃぶりの長期間使用が原因で、口を閉じる筋力や姿勢が悪くなることがあります。
口呼吸がもたらす影響
1.歯並びや骨格への影響
口呼吸が習慣化すると、舌が本来あるべき上顎の位置から下がり、上顎が狭くなることがあります。その結果、歯並びが乱れたり、顔の成長に影響を及ぼし、「アデノイド顔貌」と呼ばれる面長な顔つきが現れることもあります。
2.虫歯や歯周病のリスク増加
口呼吸により口腔内が乾燥しやすくなると、唾液の自浄作用が低下し、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
3.睡眠の質の低下
口呼吸をしていると気道が狭くなり、十分な酸素が取り込めなくなることがあります。特に小児では、成長ホルモンの分泌が減少し、発育に悪影響を及ぼすこともあります。
4.集中力や免疫力の低下
睡眠不足や低酸素状態が続くとで、集中力が低下し、風邪を引きやすくなるなどの全身的な影響も報告されています。
歯科からできる口呼吸対策
口呼吸の改善には、原因に応じた対策が必要です。歯科では以下のようなアプローチが可能です。
1.口腔筋機能療法(MFT)
舌や唇の筋肉を強化するトレーニングを行います。これにより、正しい舌の位置や口唇閉鎖を習慣づけることができます。
2.矯正治療
歯並びや顎の発達が悪い場合、矯正治療で改善を図ります。特に小児では、早期介入が将来的なトラブルを予防する鍵となります。
3.鼻呼吸の習慣づけ
歯科医院では、口呼吸を鼻呼吸に切り替えるためのサポートを行うことがあります。例えば、専用のテープを使って寝ている間に口を閉じる練習をする方法などが提案されることもあります。
4.ご家族の気づきがカギに!
お子さんの呼吸の様子には、ご家族がいちばん気づきやすいです。
「いつも口が開いている」「寝ているときにいびきをかく」など、気になることがあれば、早めに歯科や耳鼻科に相談してみてください。
まとめ
口呼吸は、歯列や顔面骨格だけでなく、全身の健康にも深い影響を及ぼします。特に小児期では、成長発育の段階であるため、早期の対策が将来の健康に大きな差を生みます。歯科では、適切な診断やトレーニングを通じて口呼吸の改善をサポートできます。気になる方はお気軽にご相談ください。
当院ではトレーニング器具の取り扱いもございますので、気になる方はスタッフまでお尋ねください✨