
目次
こんにちは、Mono Dental Clinicです✨
虫歯や歯周病、事故などで歯を失ってしまうことは、誰にでも起こり得ます。
しかし、「1本くらい抜けたままでも平気かな」と思って放置してしまう方も少なくありません。
実は、歯が抜けたままの状態をそのままにしておくと、お口の中だけでなく全身にも悪影響を及ぼすことがあります。
今回は、歯を失ったまま放置すると起こる変化と対処法についてお話しします。
1. 噛み合わせが悪くなる
歯が抜けた部分を放置すると、周囲の歯がそのすき間に向かって少しずつ動いてしまいます。
この「歯の移動」が起こると、噛み合わせのバランスが崩れ、食べ物をしっかり噛めなくなることも。
さらに、噛み合わせのズレが顎関節に負担をかけ、顎関節症の原因になる場合もあります。
2. 隣の歯や向かいの歯にも影響
抜けた部分の隣の歯が傾いたり、上下の歯が伸びてくる「挺出(ていしゅつ)」という現象が起こることがあります。
その結果、歯並び全体が乱れ、他の歯にまで余計な負担がかかってしまいます。
健康な歯まで悪くなることもあるため、早めの対処が大切です。
3. 食事や発音に支障が出る
歯が抜けると噛む力が弱まり、食べ物を細かく噛み砕けなくなります。
その結果、胃腸への負担が増えることも。
また、前歯を失った場合は「サ行」「タ行」などの発音がしづらくなり、話しづらさを感じる方もいます。
4. 見た目への影響
前歯が抜けたままだと、笑顔や話すときにどうしても目立ってしまいます。
「人前で笑うのが恥ずかしい」「写真に写りたくない」など、心理的な影響が出る方も少なくありません。
自然に笑えることは、健康な毎日を送るためにも大切です。
5. 顎の骨が痩せてしまう
歯を失うと、その部分の顎の骨が徐々に吸収されていきます。
骨が減ると顔の輪郭が変わったり、将来入れ歯やインプラントを入れにくくなることもあります。
歯だけでなく、顔の印象にも影響してしまうのです。
抜けた歯の主な治療法
歯が抜けてしまった場合は、早めに歯科医院で相談しましょう。
放置せずに治療を行うことで、噛み合わせ・見た目・発音などを取り戻すことができます。
• ブリッジ
両隣の歯を支えにして人工の歯を装着する方法です。
見た目も自然でしっかり噛めますが、支えとなる歯を削る必要があります。

• インプラント
顎の骨に人工の歯根を埋め込み、その上に人工歯を取り付けます。
天然歯に近い感覚で噛め、長く使える治療法です。
ただし、骨の状態や健康状態により適応が限られることもあります。

• 入れ歯
取り外しができる人工の歯です。
部分入れ歯や総入れ歯など、抜けた本数に合わせて選べます。
費用を抑えやすい点がメリットです。

まとめ
歯が抜けたままの状態を放置すると、噛み合わせ・見た目・顎の骨・全身の健康にまで影響が及びます。
「1本くらい大丈夫」と思わず、早めに歯科医院で相談することが大切です。
しっかり噛めて笑えるお口を守るために、今のうちからケアを始めましょう😊



