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Mono Dental Clinicです✨
風邪をひいたとき、皆さんはどのように過ごされていますか?
十分な休養や水分補給、栄養のある食事はとても大切です。
ただ、意外と忘れられがちなのが「お口のケア」。体調が優れないと歯磨きが後回しになりがちですが、実は風邪の時こそお口の清潔が欠かせません。
今回は、風邪とお口の健康との関わりについてお話ししていきます。
風邪とお口の健康の意外な関係
風邪を引くと、鼻づまりで口呼吸が増えたり、体調の変化でお口が乾燥しやすくなったりします。乾燥すると唾液の量が減り、細菌が増えやすい環境になってしまいます。
本来、唾液はお口の中をきれいに保つ大切な働きをしています。その唾液が少なくなることで、口臭が出やすくなったり、風邪の回復が遅れることもあるのです。
また、風邪薬の中には唾液の分泌を抑えるものもあり、さらに乾燥が進むこともあります。風邪のときは、実はお口の中もダメージを受けやすいのです。
風邪のときに歯磨きが大切な理由
「体がしんどいのに、歯磨きまで頑張れない…」と感じる方も多いと思います。ですが、風邪のときこそお口を清潔にしておくことが大切です。
1.免疫力を守るために
細菌が増えると虫歯や歯周病のリスクが高まるだけでなく、体全体の抵抗力にも影響します。弱っているときこそ、細菌を増やさない工夫が必要です。
2.回復を遅らせないために
お口の中の細菌が体内に入ると、風邪が長引いたり、別の不調を招くこともあります。
3.気持ちよく過ごすために
お口の中が不快だと、気分まで落ち込んでしまうことがあります。清潔にしておくことで、少しでも心地よく過ごせます。
風邪のときの歯磨きの工夫
無理のない範囲で取り入れてみてください。
1.やさしい力で丁寧に
体がだるいときは、軽い力で短時間でも大丈夫。歯ぐきを傷つけないように意識してみましょう。
2.うがい薬やマウスウォッシュをプラス
どうしても歯磨きがつらいときは、うがい薬やマウスウォッシュを取り入れてサポートするのもおすすめです。
3.歯ブラシやタオルは清潔に
風邪の期間中は歯ブラシをこまめに交換したり、使い捨てを利用するのも安心です。タオルも清潔なものを使いましょう。
4.寝る前だけは忘れずに
一日ため込んだ細菌をそのままにして眠ると、口内環境が悪化しやすくなります。夜だけでも歯磨きをしてから休むようにしましょう。
風邪が治ったら
体調が回復したら、使っていた歯ブラシは新しいものに交換してください。病原菌が付着したままの歯ブラシを使い続けると、再び体調を崩す原因になることもあります。新しい歯ブラシで、気持ちよく再スタートしましょう。
まとめ
風邪を引いたときは「休養・水分・栄養」と同じくらい、「お口の清潔」も大切です。歯磨きを丁寧に行うことで、風邪の回復を助け、体全体の健康を守ることにつながります。
体調がすぐれないときこそ、少しだけ意識を向けてみてくださいね✨